カテゴリとタグ
自分で設定しておいてなんですが、カテゴリはいらないかな、と思います。
カテゴリというのはなかなか難しいんです。
以前音楽系サイトの仕事していたとき、リニューアルの際、数多くある音楽ジャンルをカテゴリ分けする必要が出ました。当時は「洋楽」「邦楽」、「ポップス」「ロック」「ヒップホップ」、「男性アーティスト」「女性アーティスト」「ビッグバンド」など、あえてそれじゃなくてもいいじゃん!というような候補がたくさん出ました。
そして決定したカテゴリはなんと「洋楽」「邦楽」「ヒップホップ」です。
個人的には意味不明な分け方なので、これでいいのかなと思いました。しかし、実際にそのまま運用していくと、特にエンドユーザから「カテゴリ意味わかんねーよ!!」などのクレームが来るわけでもなく、バックオフィス側としても意外に違和感がなくなってきて、最終的には「ま、これもよかったんだろうね」的な、きわめて有機的な結論を出してしまいました。
しかしそのあとタグという、いわゆるタクソノミーが市民権を得て、カテゴリとは別にタグという単語も使われるようになりました。
インタフェース的には、ナビゲーションとしてカテゴリ。検索としてタグ、のような流れです。
正直、タグのみでいいと思いました。なぜなら、「洋楽」をさらに「男性アーティスト」「女性アーティスト」と分けた場合、さらに「個人」「グループ」や「ロック」「ポップス」「クラシック」「ジャズ」などに分けることは可能ですが、「ロック」から探したいというエンドユーザには回答を与えることはできません。
つまり、すべてがパラレルになっていなければならず、カテゴリである場合は必ずヒエラルキー方式になってしまうので、ナビゲーションにカテゴリを適用するにはナンセンスだな、と思っています。
その点タグならば、とある音楽が一つのタグに属するわけでもなく、複数のタグを設定できますし、タグ自体が完全にパラレルな位置づけが可能なので、「ドクダミ太郎」という演歌歌手がロックを始めても、1対多で「ドクダミ太郎」:[[演歌],[ロック]]というように、複数関連付けることが可能です。
もちろん「ロック」はドクダミ太郎だけのものではないし、関連付けても使い切ることはないので、「ヤサグレ次郎」に「ロック」を関連付けることも可能です。
つまり、もしナビゲーションにカテゴリを設定しなければいけない場合、タグの構造体の中身に「カテゴリとして設定可能」というフラグでもなんでもつけておけばよい話です。